ADHDの子供の盗み癖にはどう対処していけばいいの?

目安時間:約 5分

嘘をつくのは怯えている事が多い

怒られる、叱られる事に対して敏感になっている。

 

最初から「どうしよう、怒られる」

という気持ちになっている

 

■大前提:頭ごなしに叱るのは駄目。病気の前に正論は通じない

ADHDの子供が誰かの何かを盗んでしまった。

 

それを見つけた保護者は当然叱ります。

というよりも怒ります。

 

「人の物を盗むのは泥棒のすることよ!」

「絶対に駄目!!」と。

 

そして「相手に謝りに行きなさい!」

と引き摺ってでも連れていき

頭を下げさせます。

 

これは盗まれた相手側の留飲を

下げるという点では効果的なのですが、

ADHDの子供への対処としては

余り良い対応ではありません。

 

親の理屈は正論なのですが、

その正論は「意図的に盗んだ場合」に

通用する話であって

「病気による衝動」の前には

通用しないのです。

 

「盗んだ」という結果は同じですが

「そこに至る思考プロセス」が

全然違うのです。

 

■ADHDの子供の盗み癖への対処法1:盗る必要性をなくす

ADHDの子供が他人の物を盗む場合

「これがどうしても欲しい」

という強い欲求が沸き上がっています。

 

「今すぐ欲しい」という欲求に抗えないのです。

 

ならば「欲しい物があったらすぐに言いなさい」と

事前に約束事をしておくと良いです。

 

「人のを盗らずにお願いしたら

ちゃんと買ってあげる」と。

 

それでも盗った場合は「約束破り」と

「盗る行為」の二つを

しっかり諭すことができます。

 

そして二つをしなければ欲しい物が

手に入るという理屈も改めて伝えられます。

 

即効性があるかないかは個人差となりますが、

抑えられない衝動性を「盗む」行為から

遠ざけるようにしましょう。

 

要は出口を用意しておくという事です。

 

■ADHDの子供の盗み癖への対処法2:「盗む」<「欲しい」の心理を保護者が理解すること

子供が「盗む」という行為に

至るのは結果に過ぎません。

 

どうしても欲しいものがあるのに

「手に入らない」と思うから

止む無く手を伸ばすのです。

 

保護者は「盗む」という結果の行為にばかり

目を向けてしまいますが、

子供の中に渦巻いているのは善悪よりも

「それが欲しい」という素直な欲求だけです。

 

「普通は欲しくても盗らない」という

理屈が頭に浮かぶと思いますが、

そもそも子供はADHDであり

神経系が一般の子供と少し違うのです。

 

神経系統に異常が無い子供の論理を

押し付けること自体ナンセンスです。

 

一般社会の論理が時に通じない事もある。

 

その上でどう子供と向き合うかを

保護者は考えていきましょう。

 

多くの保護者が「一般論」で考えて

「一般的な対応(叱りつけて謝罪)」

に終始します。

 

ADHDという病気が相手の場合は

それでは何も解決していないのです。

 

ただ、相手に筋を通しただけの話です。

 

■まとめ

ADHDの子供が持つ「盗み癖」は

「盗む事」が目的ではありません。

 

「手に入れる」事だけが目的です。

 

ですので「手に入る方法」を

予め用意しておけば「盗む」という

選択肢を取ることも無いのです。

 

いつまでも全てを

与える訳にはいきませんし、

常に与え続ける訳にもいきません。

 

ですが、それは成長の中で

少しずつ自分をコントロール

させていけば良いのです。

 

小さいうちから「衝動を抑えろ」

という要求をするのは

ADHDの子供には少し酷なものでしょう。


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